渋草柳造窯さんとのコラボレーションによる美しいお香立てが出来ました。
渋草柳造窯は、天保12年(1841年)、当時天領だった飛騨国の郡代によって尾張と九谷から陶工が招かれ、半官半民の窯として開窯しました。
献上品としての美術品から日用品、他業種の職人さんを取りまとめるプロデュース業に至るまで活動は多岐にわたり、その体質は現在も受け継がれています。磁器と陶器の原料が産出される珍しい土地柄から、両方を手掛ける世界的にも稀有な窯元として、また「伝承は衰退、伝統は革新の連続」という家訓のもと、伝統の技術と素材、精神性と、現代の感覚を融合させ、幅広く制作活動をしています。
お香立てについて
TOKYO KODOさんのお香の香りには、いつも湿度を感じます。燃焼によって芳香しているにも関わらず、生命の源である水分を感じるのです。この不思議な感覚を可視化したいと思い、複数の釉薬を重ね合わせて「水」を表現しました。また我々が考える日本の伝統美とは「用の美」と「間の美」です。前者は機能美、後者はそれが存在する空間の美と言えます。生命力としての水、そして使いやすさとお香を焚いている時といない時両方の佇まいを意識し制作しました。
本日よりスタートしましたSpiral Marketさんでのpop up storeでお求め頂けます。是非、お香を立ててその佇まいを感じて頂けたら幸いです。
場所:Spiral Market 2F
会期:2020,07,13 (mon) - 2020,08,16 (sun)
時間:11:00 - 20:00
Tel:03-3498-5792